FICEPの歩み―――それは、尽きることのない好奇心と幾多の「Trial and Error」の積み重ねに他なりません。

1930年に、イタリアのミラノ近郊で設立以来、FICEPは、数多くの産業用機械を生み出してきました。シャーリングマシンとパンチングマシンに始まり、世界に先駆けてNCを搭載したドリルマシンを開発。現在では、ドリル機能を軸とした複合機をメインとして、豊富なラインナップを展開し、建築・橋梁・鉄塔や海洋構造物などの加工に利用されています。

FICEPの代名詞である、フレキシブルにして斬新なアイディア。それは、閃いた時の躍動感そのままに、圧倒的なスピードで、プロトタイプとしてこの世に生を受けます。そして、すぐさま市場に投入され、現場の声を基にディテールが詰められてゆくのです。FICEPだからこそ実現するこの大胆なアプローチによって、唯一無二のマシンが誕生してきたと言っても過言ではないでしょう。

また、FICEPは、「マシンを使いこなす愉しみ」を決して忘れません。機構と機能を正しく理解し、応用するための想像力を養い、常にマシンの声に耳を傾け、適切なメンテナンスを施す―――このセンスこそ、「使いこなす愉しみ」を揺るぎないものとする鍵であり、それを伴ったオペレーションを得たとき、マシンは水を得た魚のごとく、惜しみなく能力を発揮します。

紀元前、ローマ人は、現在に至るまで称賛され続ける芸術文化を確立しました。その背景には、世界中からイタリアに多くの人々が集まり、好奇心に溢れる風土が形成されていたことも大いに影響していることでしょう。それから悠久の時を経て、2017年、FICEPは、日本現地法人として「フィーチェップジャパン株式会社」を設立しました。未知の市場から学び、影響を受け、同時に影響を与えながら、FICEPはこれからも歩み続けます。